エコキュートの選び方について
こちらのページでは、エコキュートを選ぶ際のポイントとなる、お住いの地域・設置形状・タンク容量・お風呂の機能(給湯タイプ)などについてご紹介します。
お風呂の機能(給湯タイプ)について
お風呂の機能(給湯タイプ)は主に3つ
エコキュートのお風呂の機能(給湯タイプ)は大きく分けて「フルオート」「オート」「給湯専用」の3タイプがあります。メーカーにより名称が多少異なります。ご自宅のおふろの使い方に合わせて必要なタイプを選ぶとよいでしょう。
フルオート
ボタンひとつでお湯はりから保温・たし湯まで、全ておまかせの全自動タイプです。

オート
設定した湯量・湯温でお湯はりのみ行い、「保温」「追い焚き」はありません。入浴中の たし湯、たし水は手動で操作が可能です。

給湯専用
蛇口から浴槽へ給湯する、シンプルな給湯専用タイプです。

タンク容量について
エコキュートは貯湯式なので、タンクによって容量が違います。ご家族の人数とお湯のご使用量を目安に選びましょう。
また、これから家族が増える可能性があるご家庭や、シャワーの回数が多い場合、親戚や友人などがよく来るといったご家庭の場合には、目安より大きめの容量を選ぶ方がおすすめです。
3~5人家族→370L

ご家族の人数が、3~5人のご家庭の場合、エコキュートのタンク容量の目安は「370L」です。
4~7人家族→460L

ご家族の人数が、4~7人のご家庭の場合、エコキュートのタンク容量の目安は「460L」です。
7~8人家族→550L

ご家族の人数が、7~8人のご家庭の場合、エコキュートのタンク容量の目安は「550L」です。
お湯の使用状況をエコキュート本体が学習して湯量を調整してくれるので、容量が大きいエコキュートをご購入された場合であっても、電気代が大幅にアップするということはなく、必要な分だけ必要なエネルギーで沸かしてくれるので安心です。
タンク形状について
角型・薄型・スリム型/ライト型・ローボディ型について
エコキュートを設置する際には、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットを設置するスペースが必要となるため、設置場所に合う形状の貯湯タンクユニットを選ぶことが大切です。

角型
さまざまな住宅の外観と美しく調和する、スタンダードな角型タイプ。

薄型
狭小スペースでもスッキリ設置の、場所をとらない省スペース設計。

スリム型/ライト型
貯湯タンクユニットを上から見た場合、正方形ですが、角型よりも小さいタイプ。

ローボディ型
貯湯タンクユニットの高さが低いタイプ。
給湯圧力について
標準圧・パワフル高圧について
シャワーの勢いがよく快適。おふろやキッチンなど、2カ所で同時にお湯を使っても快適にご使用いただけるパワフル高圧。売価で約5000円ほどの違いなものも多く、今後10数年使うならパワフル高圧がおすすめです。
標準圧(従来モデル)
一般的な給湯圧力です。以前はシャワーの水圧が弱くなると言われてきましたが改善されてきています。各メーカーほぼ170kPaの水圧です。

パワフル高圧
勢いが自慢のパワフル高圧。シャンプーの泡もすばやく流せて快適です。一番給湯圧力が高いのは320kPaのダイキンです。日立は直接水道圧を利用するため、注意が必要です。

お住いの地域について
エコキュートには設置する地域の最低気温を目安に「一般地仕様」「寒冷地仕様」からお選びいただけます。また海に近い臨海地域の場合にはサビや潮風に強い「耐塩害仕様」をお選びください。
一般地・寒冷地について
標準のエコキュートは、外気温-10℃で90℃のお湯を作ることができます。下の図のようにマイナス25度までの地域では寒冷地用が必要となります。

一般地
真冬でも最低気温が、マイナス10度までの地域。
寒冷地
最低気温がマイナス25度までの地域。
※マイナス25度を下回る地域ではご使用になれません。
耐塩害仕様・耐重塩害仕様について
エコキュートの設置場所から海までの距離が約300mを越え1km以内なら耐塩害仕様、距離が約300m以内なら耐重塩害仕様がおすすめです。お住まいの地域環境に合わせて効率よく稼働する機種をお選びください。
※詳しくは各メーカーのエコキュートのカタログをご確認ください。
耐塩害仕様

直接潮風が当たらず、設置場所が海から離れていたり、潮風も建物等でさえぎられているところに設置する場合は、耐防錆・防腐処理を施した「耐塩害地用」タイプが適しています。
※室外ユニットの設置場所から海までの距離が約300mを超え1km以内の場合(目安)
耐重塩害仕様

海により近く、潮風が直接当たりやすいところに設置する場合は、防錆・防腐処理を施した「耐重塩害地用」タイプが適しています。
※室外ユニットの設置場所から海までの距離が約300m以内(目安)
※ただし、塩分を含んだ水が直接かからないこと。
※マイナス10度を下回る地域ではご使用になれません。