食洗機用洗剤の安全性についてご紹介!
家事を時短してくれるという事で人気のある食洗機。使ったことが無い方はちゃんと汚れは落ちるのか、安全なのか、不安に思うこともあるでしょう。このページをご覧になって不安が解消されれば幸いです。
食洗機の洗剤って安全?
手洗い用の洗剤と食洗機用の洗剤を比べて
手洗い用食器洗剤
多くの方が使い慣れた手洗い用食器洗剤は「中性」の洗剤で、界面活性剤が主成分です。
実は手洗い用食器洗剤はもともと野菜・果物・食器を洗うためのものでした。昔は農薬に加えてたい肥を使用して作物を作っていたので寄生虫の卵や残留農薬を洗い流すのに使われていたのです。
ちなみに現在でも洗剤のラベルに野菜・果物と表記されているものがあります。しかし現代ではスーパーで並ぶ作物はきれいに洗浄されているものが多く、水洗いしかしないという方が多いでしょう。
また、食器を洗って手が荒れてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。野菜などを洗う用途で食品衛生法の管理下にあるため、手荒れの原因になるため、手洗い用食器洗剤は強い成分を入れることができません。
食洗機用洗剤
食洗機用洗剤は洗浄力が強い「弱アルカリ性」のものが多いです。野菜を洗うことや手荒れの心配をする必要がなくなったため、界面活性剤の代わりに漂白成分や、殺・除菌効果の高い成分、洗浄力が高い酵素が入れられています。
洗浄能力は高いですが、当然安全性は念入りに確認されています。法律の適用は無いのですが、日本食品洗浄剤衛生協会の定めた「業務用食品洗浄剤」に関する品質や表示などの自主基準を守っています。
このため、食洗機で使う分には安心して使用できます。逆に間違って購入したり、洗剤が無くなってしまったからと、手洗い用食器洗剤の代用で使うのは止めておきましょう。刺激が強く手が荒れますし、泡立ちが悪くきれいに洗えません。
手洗い用の洗剤と食洗機用の洗剤ではこのような違いがあります。アルカリ性で強い洗浄力という事で一見すると強い洗剤、もしかして危険?という誤解を持たれる方もいらっしゃいますが、食洗機で使うだけであれば危険はありません。
食洗機用の洗剤は、安全性をしっかり確認されつつ洗浄力も高くなるように考えられて作られているからです。洗剤の量が少なくては洗い残しが発生し、多すぎても洗浄能力は変わりません。食洗機用洗剤の使用量をしっかり守るだけで安全にお使いいただけます。