温水洗浄便座(ウォシュレット)の選び方!
今や日本のトイレになくてはならない存在となったウォシュレット(温水洗浄便座)。設置されていないトイレでは用を足すことができない、という方もいるのではないでしょうか。ウォシュレットを設置したい、または新しいウォシュレットに交換したいと検討した際、機能やメーカーは?洗い心地や値段は?とわからないことも多いと思います。
今回は人気のウォシュレットを選ぶポイントや基本情報・機能を解説いたします!
ウォシュレットの正式名称は、温水洗浄便座です。ウォシュレットという名称は、TOTOが製造している商品名のことを言います。商標登録されているので、他の企業は使用することができません。各社の商品名について、簡単にまとめると以下の通りです。
- ・TOTO:ウォシュレット
- ・INAX:シャワートイレ
- ・パナソニック:ビューテイートワレ
温水洗浄便座という言葉を使う方が正しいのですが、一般的に「ウォシュレット=温水洗浄便座」と認知されています。
便座(ウォシュレット)選びの前に
確認したいこと
トイレ内に電源コンセントがあるか確認
ウォシュレットは電気製品ですので、トイレ内に電源コンセントが必要です。商品にとって電源コードの長さは異なりますが、約0.95m~1.2mです。電源コードの長さが足りない場合、延長コードをご利用ください。
トイレ内にコンセントがない場合は、コンセント増設工事が必要です。当社にご依頼の場合は、電源コンセント新設工事も対応できます。
現在の便器に設置できるか確認
設置が可能な便器タイプ
以下3タイプの日本製トイレであれば、取り付け可能です。
設置が難しいトイレ
ユニットバスのトイレは、水で濡れ感電の危険性が高いため一般的なウォシュレットを設置することができません。防湿対策を施した専用のウォシュレットを選ぶ必要があります。また、ユニットバス内に電源を取る為、壁に穴を開けて防水コンセントをつける必要があります。賃貸物件では許可が難しく、費用も高額になります。
使用中の便器と同じメーカーがおすすめ
各メーカーのウォシュレットは、他社の便器にも設置可能です。ただし基本的に自社製品へ設置することを前提として設計されているので、メーカーを揃えた方が適合性が高く、より安心してご利用いただけます。
便座(ウォシュレット)を選ぶときのポイント
操作パネル位置で選ぶ
袖リモコン
袖リモコンは便座横に設置してあるリモコンです。
手ごろな価格帯のものが多く、壁にビス穴を開ける必要がなく、賃貸でもお気軽にご利用いただけます。
壁リモコン
壁リモコンは壁に設置してあるリモコンです。
壁に設置する為、便座がすっきりして見えます。ほこりや汚れがたまりにくいです。
壁リモコンの方がデザイン性が幅広く、機能も充実しており、自動洗浄・自動フタ開閉の便利機能を搭載した機種やグレードも選ぶことができます。また、袖リモコンよりも壁リモコンの方がパッと目に付き、操作がしやすい為、ご高齢の方におすすめです。
温水貯蔵方式の違いで選ぶ
温水を出す方式を温水貯蔵方式は2種類に分けられています。ウォシュレット内にタンクがなく、使用する際にヒーターで水を瞬間的に加熱し温水にする「瞬間式」と、ウォシュレット内に温水タンクが内蔵され、設定温度にヒーターで加熱し水を貯めておく「貯湯式」です。
瞬間式 | ・本体価格が高め ・貯湯タンクが無い為、薄型デザインが多い ・使用時に温める方式のため長時間使用しても温水温度は一定 ・使う時だけ温めるため省エネ |
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貯湯式 | ・本体価格がお手頃 ・貯湯タンクが内蔵されているため本体に厚みがある ・貯めている温水を使うため、たっぷりの湯量で洗浄 ・長時間洗浄すると温水温度は除々に低下 ・瞬間式に比べ電気代は少し高め |
「瞬間式」の方が電気代は安くなります。(年間約1500~3000円程度)。水洗浄で構わない方は保温機能をオフすることも可能です。その場合は電気代を考慮する必要はございません。家族が多い方、長期不在が多い方、購入予算よりも機能重視の方は「瞬間式」、初期費用を抑えたい方は「貯湯式」が良いと思います。
充実の機能で選ぶ
ウォシュレットの機能にはトイレが快適になる以下のようなものもあります。
清潔機能 | 汚れが付きにくく、お掃除が楽になる機能 |
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洗浄機能 | お尻を綺麗に洗浄してくれる機能 |
エコ機能 | お財布に優しい省エネ機能 |
快適機能 | 便利に使える、また高齢の方にもおすすめの機能 |
ウォシュレットの最新機能情報は「 ウォシュレット2020年最新情報」で詳しくまとめております。是非ご覧ください。