小型電気温水器の特徴や電気代について解説
電気温水器の基礎知識
電気でお湯を沸かすシステム
基本的な機能としては、電気の力を利用してお湯を沸かします。
設置場所は屋外もしくは屋内にお湯を貯めるタンクを設置することになります。
熱源が電気になることから火や煙が発生せず、利用時の動作音も気にならない上、災害などの有事の際にタンクにお湯が残っていれば生活用水としての利用も可能になります。
ライフスタイルに合わせて選べる
電気温水器には、マンション用やワンルーム、戸建て向けのものがあります。
形状は角型と丸型や省スペースの薄型があり、追い焚きが可能なタイプや使用量を学習して最適な湯量を調整してくれるものまであります。そういった機能や形状を踏まえて、ライフスタイルや家族構成を加味してタンク容量を選ぶ事が可能です。
注意点として住まいに関わる給湯システムは、間取りや配管・配線に影響する事があるので、信頼できる業者に相談するのが吉です。
小型電気温水器の特徴と電気代
小型電気温水器の特徴
基本的には洗面台やキッチン、トイレ手洗いなどの設置場所の確認を行なってから設置し、小型電気温水器の取り付けには、小型電気温水器の本体と排水器具が必要です。
給湯器から離れている場所だと、お湯を利用する際に水からお湯になるまで時間がかかる事が多いですが、小型電気温水器を設置すると冬場でも待ち時間ゼロですぐにお湯を使う事ができます。
また、水からお湯に変わるまでの時間を削減すると、無駄な捨て水を削減する事ができるので水道代の削減にも繋がります。
小型電気温水器の電気代
小型電気温水器を導入したら電気代が高くなると思われがちですが、小型電気温水器は小型な分そもそもの料金が安い上、お湯を沸かす際は電気料が安い深夜電力を使います。
さらに、お湯を使わない夏の時期は小型電気温水器の電源を切っておけば無駄な電力を消費することはないです。ストレス無くお湯を利用できることを考えたら、経済的負担も大きくならない小型電気温水器はとてもお得です。
小型電気温水器のメリット・デメリット
小型電気温水器のメリット
基本的に給湯器の寿命が長い
火で配管を痛めてしまうガス給湯器と比べると、小型電気温水器の寿命は20年程と言われています。利用期間を踏まえると、新規交換に必要なコストはかなり抑えられます。
非常時に利用できる
タンク内にお湯が保湿された状態で溜まっているので、災害などの有事の際に水が使えない事態でもお湯を使う事ができます。
災害時に復旧しやすいライフラインである電気をうまく使う事ができれば安心です。電気代が安い
お湯が必要なときに温めるガスと違い、電気料が割安な深夜にまとめて温めて保湿するので、使用回数に影響する事が少なく電気代が安く収まる傾向があります。
小型電気温水器のデメリット
お湯が切れる可能性有り
タンクにお湯を溜められる量にも限界があることから、来客が利用するなど一定の量を超えた使用量になるとお湯が切れて水しか出なくなります。
設置場所が必要
どうしても給湯器を置く場所が必要になり、限られた空間の中で設置場所を上手く決める必要があります。
新規交換費用が割高
ガスの給湯器と比べると費用が割高になる傾向があります。電気温水器の種類によって異なりますが、寿命が長いことを踏まえればそこまで問題ではないかと言えます。
マンション・戸建てごとのご案内
マンションの場合
マンションの場合は、温水器をガスにするか、電気にするか備え付けのものになるため選択することは難しいです。
中古物件の場合、電気温水器が設置してある場合もあることかと思います。
まだまだ使える可能性もありますが、交換履歴があるかなどを確認することをお勧めします。初期費用が割高の傾向がある電気温水器ですが住設.comなら簡単に、あなたのお住まいにマッチした温水器を割安で見つける事ができます。
戸建ての場合
戸建ての場合は、配管などの条件が整っていればガスか電気かを選択する事ができます。
月々の電気代などのコストはガス温水器より安く収まりますが、個人のライフスタイルやメリット・デメリットを考慮して選択しましょう。