設置した方が良い?
浴槽の防水パンについて解説

「浴槽パン」と聞いても、あまりピンとこないかもしれません。それもそのはず、浴槽パンは家の新築やリフォームで浴室(バスルーム)の仕様を決める際に検討するユニットバス(システムバス)の設備のひとつで、普段目にすることがない場所に設置されるものだからです。では、浴槽パンは設置した方が良いのでしょうか?一概にそうとは言い切れない理由があります。
このページでは浴槽パンの性能と設置するメリット・デメリットについて触れながら詳しく解説します。
浴槽パンについて
浴槽パンとは?浴槽パンの形状と材質

浴槽パンの「パン」とは「水受け」を意味します。つまり浴槽パンとは、浴槽(バスタブ)の下に設置され、万が一の水漏れリスクを下げるものです。また、浴槽パンと接続されている洗い場のことを「洗い場パン」と呼び、どちらも「防水パン」とも呼ばれます。
形状
・床形:「床パン」とも呼ばれる
・壁形:床形と腰壁を一体成形した構造のもの
材質
・繊維強化プラスチック(ERP)
・ステンレス鋼
浴槽パンの性能

防水性
浴槽にひびが入ったり追い焚きアダプターの破損により、水がユニットバスの外側へ漏れ出すリスクを下げます。ただし、浴槽パン自体が経年劣化によって破損する可能性もあるため、浴槽パンを設置しない場合と同様に定期的な点検が必要です。
保温性
外気が浴槽に直接あたるのを防ぎ、浴槽と浴槽パンとの間にできる空気の層によって放熱を抑えられるので、浴槽のお湯が冷めにくくなる保温効果があります。また、浴槽と浴槽パンの間に断熱材を入れることで、保温効果は更に高まります。
浴槽パンのメリット・デメリット

メリット
・浴槽や追い焚きアダプターからの水漏れリスクを下げる
・浴槽のお湯の放熱を抑える保温効果がある
デメリット
・通気性が悪くカビが発生しやすい
・設置に費用がかかる
浴槽パンの豆知識
浴槽パンの有無を見分ける方法
エプロンを外すと、ご家庭のユニットバスで浴槽パンが設置されているかどうかを見分けることができます。
浴槽の裏側や管などが見える場合、浴槽パンが設置されています。一方で、内側にもう一枚、点検口付きの外せないエプロンがある場合は、浴槽パンが設置されていません。
浴槽パンのお手入れ

洗い場からの微量の水がエプロンのすき間などから浴槽パンに流れ込むため、そのままにしておくと汚れがたまってしまいます。定期的にエプロンを外してお手入れをする必要があります。