蓄電池のメリット・デメリットについて解説!

家庭用蓄電池は、卒FIT(固定買取期間終了)や、災害時の備えとして新築やリフォーム時に太陽光発電と合わせて導入する選択肢として注目が高まっています。
蓄電池を導入すると「お得」「便利」と聞くことが多いと思いますが、実際に蓄電池にどのようなメリット・デメリットがあるのか気になる方も多いでしょう。
このページでは、家庭用蓄電池を導入するメリット・デメリットについて解説します。
蓄電池のメリットは?
家庭用蓄電池を設置するとどんなメリットがあるのか、ご家庭に蓄電池を導入した場合の主なメリットをご紹介します。
停電時でも電気が使えて安心!

まず、蓄電池を導入するメリットとして、地震や台風などの災害により停電した際に、非常用電源として電気を使用できるという点が挙げられます。停電してしまうと、家電や照明、冷暖房機器や携帯電話の充電など困ってしまうことが多々あると思います。万が一に備えて蓄電池があると安心です。
電気代を安くできる!
万が一の備えとしても安心の蓄電ですが、日々の生活においても使い方次第で電気代を抑えることができるというメリットがあります。
電気を深夜にためて、日中使える

たとえば、電気代が安くなる深夜の時間帯に蓄電池に電気を貯めておき、日中や、夕方に貯めておいた電気を使用することで電気代を安くすることができます。
時間帯で電気代がどのくらいお得になるのか、ご契約中の電力会社のプランを確認してみるのもおすすめです。
太陽光発電とセットで効率アップ!

すでに太陽光発電システムを設置している場合には、蓄電池を導入することでより効率よくお得に電気を使用することができます。
たとえば、売電価格よりも電力会社から購入する電気が高い場合には、太陽光発電でつくった電気を蓄電池に貯めて自家消費することで、電気代をさらに節約することにつながります。
蓄電池のデメリットは?
家庭用蓄電池を導入した場合のメリットについて解説しました。蓄電池のメリットと合わせて、蓄電池のデメリットについても解説させていただきます。
初期費用がかかる
災害時の停電への備えや電気料金の節約として導入するご家庭が増えつつある蓄電池ですが、家庭用蓄電池の初期費用が安くはないというのが現状です。
しかし、設置するメリットも大きいため、蓄電池の導入を検討中の場合には国や地方自治体からでている補助金を活用するのもおすすめです。
※補助金に関して各自治体により異なります。
設置スペースが必要になる
蓄電池には様々な種類がありますが、設置型の家庭用蓄電池の場合には屋内・屋外ともに設置場所を考慮する必要があります。また屋外に設置する場合には直射日光が当たりにくい場所などの設置条件に合った設置スペースを確保する必要があります。
蓄電池には寿命がある
家庭用蓄電池の寿命は「サイクル数」や「使用期間」と表され、使用環境・状況などによる変動はありますが、一般的に蓄電池の交換の目安は4000サイクル・10年といわれています。
しかし、蓄電池が寿命を迎えるとまったく使えなくなるというわけではなく、種類によっては不具合や性能が低下する場合があり、蓄電容量が徐々に劣化し電池の持ちが悪くなってしまうと言われています。
蓄電池のメリット・デメリットまとめ
蓄電池のメリット・デメリットについてご紹介しました。蓄電池を導入すると災害などの万が一の際に安心して電気を使用でき、日々の生活においても深夜帯の安価な電力を貯めて使用することができるので電気代の節約になります。